私には本がある

仕事が上手くいかなくても、人間関係に行き詰っても、私には本がある

夢の話と読んだ本

他人の夢の話ほど面白くねーもんはないが、いやまあ聞いてってくれよ。

 

要するに右腕が切り落とされる(それは私のミスで切れた)話だったのだが、その前提条件がすごくて。

まず7日間のうちに、世界を光線が襲ってきて、その後に世界が滅びるという設定だったんだ。その光線は例えるならバイオハザードの一作目に出てくる、体がすぱっと切れちゃうやつで、それに巻き込まれて腕が千切れるんだけれど。

でもって8日目にね、人間同士で生き延びるための戦いをすることが許されていて、光線はその人間を間引くためのものだったのです。実際あちこちに金太郎飴みたく切られた死体がおもちゃみたいに転がってた。なんならモザイクかかってた。腕が切られた痛みはなく、やっちまった、という感情だけがあった。

 

腕がなくなったからあとの6日間と、最後の日が不利になるなって冷静に考えている自分がいて、夢の中では結局8日目は来なかったのだけれど、静かに終末までの勘定をしている自分がいて、夢の中まで冷静でなくてもよいのになあ、と思いました。

あと、鏡を覗いてみても右腕の辺りがぼやけていて、そこは夢でも再現できなかったのだなあと少し残念に思う。

なお、腕が切り落とされる夢は凶兆らしい。アンラッキーは間に合ってる。

 

 

まあ、夢の話だけじゃ何なんで面白かった本とか書くね。

 

【エッセイ】

原田マハ旅行記。時折入る絵に時代を感じる。こういうしょうもない旅日記って読んでるとすごく面白いのだが、男性は書かないのかな?若林正恭キューバ日記とか読んでいるとなんかこう、緩衝材がないというか、しょうもない話がなくて読んでいて楽しいんだけれどちょっとひりっとする。

その点ひとりっぷさんや原田マハのように、女性のみでがんがん色んなところへ行く女性の日記を読んでいるとすごくリラックスする。しょうもない失敗もしょうもない買い物も全部愛おしい。

 

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬
 

 

 

フーテンのマハ (集英社文庫 は 44-3)

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今日も世界のどこかでひとりっぷ (集英社女性誌eBOOKS)

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【ビジネス】

ビジネス書ならこの辺。さすがに監訳を橘玲が勤めただけのことはあり、読み応えあり。

これタイトルでなんか勘違いされそうなのだが、原題は「BARKING UP THE WRONG TREE」ということで、間違った木に吠える、つまり見当違いの、成功しない努力をしていないか?という問いかけなので、原題のがわかりよいね。

良い人は成功しないのか?とかやっぱバリバリ仕事しないとだめなの?と、スキあらば怠けたい我らの心をくすぐる書き方になっています。

読んだ感じ、比較的成功しやすいのは「裏切らない善人、ただしやられたらきっちり報復するだけの胆力を持つ人」って感じがした。詳しくは読んでみて。結構するっと読めるよ。

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

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